こんにちは
いざ本番と思うと、一気にアタマが真っ白になってしまう。
目の前で誰かにイタズラされて「ハッ」と我にかえったことありませんか?
そんな時には現実の世界から自分の存在が…どこかへ行ってしまっています
freeze
固まってるんですね。
固まっていても吹けますからぜんぜんOKなんです。けれど、少々吹きにくいですよね。
「緊張」すること自体は積極的になれるアドレナリンが出ている状態でパフォーマンスを上げてくれます。
つまり緊張はいい事なんです!
では、なぜ多くの人が「緊張」を悪いことのように捉えてしまっているのでしょうか?
おそらく「緊張してしまった! ヤバい」
こんな風に考えているのではないでしょうか?
これって思い込みですよね。世間の大勢の人の。
舞台上で演奏する時に「緊張」のまぼろしだけに注目してしまって、大切な音楽の事や、今起きている事、練習してきた事など諸々を考えられなくしているんですね。
どうしたら良いか?
対処するアイディア
緊張・緊張と思っているのは自分ですから、そこから抜け出すには新しい事を考えてみましょう。
例えば舞台裏でこんな事を考えてみます
「今日は何月何日」
「このホールに演奏しに来た」
「〜の〜を吹くぞ」
「この仲間と一緒に演奏するんだ」
「たくさん練習してきたから大丈夫、緊張は味方だから」
「客席の色を見渡してみよう」
このようにいろいろと周囲の事を考えたり、ブツブツつぶやくのもアリです。
演奏中は周りも意識をして
「今隣の〜くんはこんな音楽を作ってるぞ。僕も乗っかって吹こう」とか「ホールって響いて気持ちいいなぁ」とかその時を思いっきり味わってみましょう。
そしてぜひ試してもらいたいのは
「息を吐いて→吸って」
吐いてからスタートしてくださいね。吐く時にお腹を凹ませて、吸う時に脱力すると肺の空気が満ちていきます。これを繰り返してやってくださいね。
そんな風に現実を1つひとつ確認していくと
ドキドキはワクワクじゃん!
と私は思えてきます
そう
ドキドキ、実はワクワクでもあるんです!
私はこんな「ドキドキ」「ワクワク」な緊張が大好きです。
みなさまの音楽のために
フルート奏者 大熊克実