低音域の速いパッセージ演奏のワンポイントアドバイス!

投稿日: 作成者: くまさん
0 0
Read Time:14 Second

こんにちは!

響く低音はとても魅力的なものです。

しかし演奏することに困難を伴うことも多くあります。

 

低音域での速い動きはどの楽器でも鈍くなってきますが、少し工夫することで大きく改善できますのでひとつの参考としてご覧ください。

 

音域によって吹き方を変化させた方が音は鳴る

音域によって響かせ方は異なります。低い音域を高い音域を同じような吹き方で吹いても鳴りにくいでしょう。曲でよくあるのは「演奏する直前の異なった音域の吹き方」でそのまま演奏して鳴らないこと。

音域が変わったら吹き方も変えて対応する必要があります。

熟達した奏者には変化をさせない心がけで演奏する人も多いと思いますが、音を自在にコントロールできる領域まで達していない奏者には、微細な(と自分が感じている他人とは比較できない感覚表現)変化で低音と高音を吹き分けることは難しいでしょう。先生が自分の習得した奏法を生徒さんに伝える時は、感覚ではなく「実際に起きている事」の起こし方を正確に伝えてあげてください。

 

さて、速いパッセージは次の音へ移る時間が短いので音の移動を優先します。特にスタッカートではできる限り少ない息で短く吹いた方が機動性が上がります。この場合、使う息を減らしますから音量は下がります。

スタッカートではしっかり鳴らすことを優先すると次の音への移動が遅れますのでスピードは上がりにくいです。気をつけたいところです。

また低音を効率よく響かせる訓練も不可欠ですね。目指す音を出す技術がなければ、いくら頑張ってもできませんから。

 

そのフレーズでは何が優先なのか、曲中の役割も把握してどう吹くかを選んでいきましょう。

 

みなさまの音楽のために  

フルート奏者 ・アレクサンダー・テクニーク教師 

大熊克実  

https://www.okumakatsumi.com 

https://twitter.com/okumakatsumi

About Post Author

くまさん

フルート奏者 Flutist 吹奏楽指導者 Band Director アレクサンダー・テクニーク教師 Alexander Technique Teacher
Happy
Happy
0 %
Sad
Sad
0 %
Excited
Excited
0 %
Sleepy
Sleepy
0 %
Angry
Angry
0 %
Surprise
Surprise
0 %