
こんにちは!
宝塚の千秋楽公演は全国の映画館でLive Viewingなので、東京公演では宝塚劇場で2000人の観客プラス全国の映画館で、もの凄くたくさんの人が鑑賞していることになります。
その千秋楽の日に劇場へ向かう電車の中で、明日月曜の夕方から時間があるので映画でも見ようと思いTohoシネマズのサイトを開いたら、スケジュールの中にこれから自分が演奏する演目の名前が…
いつも舞台上の千秋楽挨拶でトップや組長さんが言っているので知っていましたけれど、電車でこれを見た時にはちょっとビビりました(笑)
この時のビビリは緊張だったと思います。
間違えられない
さらに追い討ちをかけるように、千秋楽は毎回DVDになるんだよな…
そんなのずっと知っている事なのに、頭をよぎりました。
間違えられない…
そして公演は始まり千秋楽独特の盛り上がり。観客も盛り上がるし、ジェンヌさんも普段入れないアドリブとかでさらに盛り上がるし、オケも1ヶ月分の集約された凄い響と音楽で攻めるし、それはそれは凄いんです。
朝のうちに、いつもと違う入れ知恵を自分でしてしまった私は、珍しく緊張!
劇中も歓声で演奏する音が聴こえにくいし、ハラハラドキドキです。
ちょっと震えもしましたが、ここでふと気付きました。
アレクサンダー使っていない…
ありがたいことに、困った状態がやってくると「アレクサンダー!」を思い出すようになっていました。アレクサンダー教師なのに…忘れることだってあるんです^^; (他のことが忙しくて言っていない時が続いてしまったのです)
遠回りしましたが「頭と脊椎が動けて身体全体がついて来て、聴こえるものを探して、周りを見て音楽の流れをとらえ、乗っかって吹く」これに近いことをたくさんやり(言い)続けることによって、自分が戻ってきました。よかった〜
なぜ戻ってこられた?
ハラハラドキドキには「どうしよう!?」と思って具体的に何をやったらいいか分からず脳が混乱している状態。この時にはヤバイとなっているので頭と脊椎の関係性は緊張して(ギュッと縮まって)います。そのため動きや五感も鈍くなりパフォーマンスは落ちています。そこでアレクサンダーのプライマリーコントロール「頭と脊椎が動けて」で協調状態を作り「聴こえるものを探して、周りを見て音楽の流れをとらえ、乗っかって吹く」という演奏するために必要な具体的行動プランを考えることで実行できたので混乱が収まった、という訳なのです。
そんな経験をしつつ、結局最後までたびたび震えていましたね。まあ、普通ではない事をやっているので当たり前ですね。でも、震えていたってコントロールして吹く事はできるのです。震えたまま吹いちゃえばいいんです!
ひさびさに武者震いしました。
天草四郎がカッコよかったからかな(笑)
みなさまの音楽のために
フルート奏者
アレクサンダー・テクニーク教師
大熊克実
そうそう、明日海りおさんのファンになっちゃいました(笑)