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こんにちは!
フルートの教則本には左足を半歩前に出して楽器を吹いている挿絵をよく見ます。吹く姿勢としてそのように文章でも指示がされています。
私も楽器を始めてから30年間ずっとそうしてきました。
でも、アレクサンダーを勉強してわかったのは
左足を半歩前に出す
のではなく、構える時に結果として頭が左に回転するので、左足が半歩前に出ているように見えるのです。
この時楽器と自分の腕は身体の正面近くにあります。これが楽器を持つことには身体に優しいし、結果ブレスやフィンガリングにも良い影響が生まれます。
しかし、頭と胴体が正面を向いて左足を半歩出して構えたのなら、苦しい体勢で楽器を吹くことになります。
自然なねじりで脊柱が頭蓋骨から連動してくれたら、身体の正面近くで腕が自由に動き、ブレスやフィンガリングなど、色々な場面で演奏のパフォーマンスを上げてくれる事は言うまでもありません。
ちょっとした言い方の違いに思えるかもしれませんが、とても大きな違いです。
私たちの身体は繊細であり、進化の過程で様々な難局を乗り越えてきました。
結果ではなく、結果に至るプロセスがどのようなものなのかが大切になります。
これは指導に行くと必ずワークすることになるキーポイントです。
身体の正面近くに腕があればフィンガリングもスムーズになりますよ!
みなさまの音楽のために
フルート奏者 大熊克実
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くまさん
フルート奏者 Flutist
吹奏楽指導者 Band Director
アレクサンダー・テクニーク教師 Alexander Technique Teacher