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こんにちは!
私がいつも生徒さんに言うセリフ
どうやってタンギングしてるのかなぁ?
生徒さん
舌を歯の辺りにつけます
私はそれをやって見せます。
生徒さん
ああ… 突いて離します!
私
強さはどの位?
生徒さん
普通くらいで
私
やってもらっていいかな?
やってもらい確認をします。そして、上の歯のどの辺に舌のどの部分をどの位の強さで突くのか詳しく確認をします。
当てる場所や強さ、面積はその出したい音に関係するので無限のパターンがあります。しかし、ここで私がやっているのは生徒さんが今回のタンギングをどのように行なっているかの動きを明解にする事。
自分のアクションが身体でどう行なっているかを知ることはとても大切です。全く知らずに自動でやっていたとすると不具合が生じた時に対処できない、つまりできないようになってしまうのです。
舌を
当てる場所
当てる強さ
当てる面積
当てている時間
を明確にして、次のアクションkの発音へ
舌がどの位置でどんな形をしているのか確認します。
シングルタンギングのtとは明らかに異なり、だいぶ中で上方に位置している事がわかります。kは口腔内の上の部分を舌で一旦閉じて、開ける時の破裂音らしい事がわかります。
さあ、ここまでわかればあとは実践!
動きのプランが明確になったのでクリアでスピードも上がり、響きも増しました。
そして、これら一連の動作を「アタマが動いて身体全体がついて来て、楽器を吹く位置まで持ってきて演奏をする」という指示を考えながら吹くことで、身体が本来の機能を発揮してくれてさらに良くなります。
私は、より望む演奏をするためにアレクサンダーの発見を使っています。
みなさまの音楽のために
フルート奏者 大熊克実
About Post Author
くまさん
フルート奏者 Flutist
吹奏楽指導者 Band Director
アレクサンダー・テクニーク教師 Alexander Technique Teacher