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こんにちは!
ロングトーン=響を作る練習
私はそう考えています
長く伸ばす練習が必要な時もあります。そのような時でも自分が望む音色で吹く事を追求した方が音楽的ですよね。作曲家はただ長く伸ばす事を要求しているのではなく、その場面に必要な音を「音符という記号に置き換えて」演奏者に音楽を託しているのですから。
私はロングトーン=響を作る練習と考えていますので、今回はみなさんが思っている「ロングトーン=長く吹く」とはどのようなものなのか考えてみたいと思います。
1 ウォームアップ
イメージする音と実際に出た音を近づけるように身体の使い方を調整するために行います。今日はどのように吹いたら自分の音が出るのか、などを考えながら吹きます。
2 曲に出てくる
何十秒も伸ばす事を要求される場合があります。それには音を出すために必要な身体の使い方を知ると効率的に楽器を響かせるようになります。根性や練習回数を増やしても、楽器を響かせる方法を具体的に知らなければ上達はそれ程望めません。
3 基礎練習?
ロングトーンが基礎練習で、基礎練習だからやる。これは残念ですが疲れるために時間を使っているだけで、そこから得られるものはそれ程多くありません。基礎練習はその吹く技術を曲で使えるようにするための準備です。「こんな音色で吹きたい」「速いパッセージを楽々吹きたい」など求める事を明確にしてそれに向かって練習をする。こちらの方が基礎練習と言えそうです。
ロングトーンは響きを作る練習
響かせ方を試し、身に付ける訓練です。目的を明確に持って練習しましょう!
みなさまの音楽のために
フルート奏者 大熊克実
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くまさん
フルート奏者 Flutist
吹奏楽指導者 Band Director
アレクサンダー・テクニーク教師 Alexander Technique Teacher