
こんにちは!
最近心底思っています
演奏技術の前にこっちだなぁと
スポーツ界の人たちには「力を抜いて!」指導が普通にに行われていると思います。
それに比べ音楽界ではまだまだ根性論優位な気がします。
もちろん、あと一歩ガンバレ! 的な声がけは歓迎しますが、できない時に分析なしに「練習が足りない」とか「気合いを入れて練習しろ」と言ってしまったら本当の原因がわからず、生徒さんの混乱を招いてしまいます。
以前から野村克也さんの本はいくつか読んでいて、最近もKindleで買って読みました。
さすがにその道を真剣に真摯に、科学的に進まれた方で、そのプロセスはとても見習うものがあります。
書籍を読んでいての感想は、そのプロセスはとてもシンプルで科学的だということです。
色々な出来事に関して観察分析してプランを立てて対処する。そして自分の大きな目標目的があってそこへ向かって一途に向かっている。
大きな目標のためにいま自分が何をするかを選択して日々を過ごす。
街に飲みに出かけるのを我慢するのではなく、明日の将来の自分のために相手を研究するために、データの分析などをする時間を選ぶ。
これは飲みに出かけるのを我慢するのではありません。たとえ飲みに行きたくても、データ分析する事を選んでいるのです。
野村監督の本を読んで思ったのは、アレクサンダーの発見と似たような思考・プロセスがたくさんあります。野村監督に限らずトップアスリートや音楽のトッププレーヤーの人たちにも同様のことが言えます。
アレクサンダーの発見が全てではありませんが、我々が忘れている・気付かない思考や身体の使い方がたくさんあるので、それを思い出し実行する事で望む演奏に近づこうとするなら、過剰な根性論にはならないのではないかなぁと思います。
ハートの音楽を身体本来の力を使って音にしましょう!
みなさまの音楽のために
フルート奏者 大熊克実
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