
みなさま、こんにちは!
f や p と書いてあったら
どのようなことを思い浮かべますか?
楽語辞典を見ると
ザックリひとこと
f=強く
p=弱く
これは知ってますよね
そもそも楽語は
イタリア語が多いです
モーツァルトの時代
映画「アマデウス」で有名な
オーストリアの宮廷作曲家
アントニオ・サリエリがいましたね
イタリア人です
17~18世紀
イタリアは音楽の先進国でした
そのため多くのイタリア人音楽家が
各国にリーダー的立場で招かれ
音楽の世界に影響を与えていました
このような理由で
音楽にはイタリア語が使われているんですね
fとpを純粋にイタリア語として見ると
(小学館 伊和中辞典参照)
f フォルテ
強い
頑強な
力を持っている
毅然とした
意志が強い
しっかりした
じょうぶな
頑丈な
激しい
強烈な
徹底した
度を越した
並外れた
アクセントのある
フォルテだけでも
こんなにたくさんありました
p ピアノ
平坦な
水平の
平易な
わかりやすい
f に比べると少ないですし
楽語辞典にある「弱く」
という訳は見当たりません
その代わり
普通の p のイメージからは
思いつかないような言葉が
ありますね
演奏する時に気にしたいのは
楽語辞典に載っている
「強く」「弱く」
だけではなく
たくさんのニュアンスです
「激しく」吹く
「わかりやすく」吹く
辞典に無くても
音楽に合わせた解釈で
f や p を飾って
イメージをふくらませると
ステキな演奏になりそうですね
みなさまの音楽のために
フルート奏者 大熊克実
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メール art-music@okumakatsumi.com