Read Time:19 Second
みなさん、こんにちは!
コンクールのレッスンで
フルートのパートを見ていた時にこと
ピッコロの人
上手に吹いていました
でもバランス的に小さかった
状況は
ピッコロ :1stフルートの記譜上、半音上(実際は1オクターブ+半音上)
1stフルート:2ndフルートの半音うえ
2ndフルート
つまり3パートが半音ずつでぶつかって
並行に進んでいく曲だったんですね
(何の曲かわかっちゃいましたね)
私はもっと聴こえていいんだけどなぁ
と思いつつ途中で止まってもらいました
そしてピッコロの人に
どう思ってそこを吹いているか
聞いてみました
返ってきた答えは
「浮いてると思って…」
なるほど!
浮いている
どうしよう
そう感じて小さく吹いていたんです
私はその曲の場面を説明しました
ピッコロは1番上の音域で
しかも1stフルートの半音上だから
浮いている感じで良いんですよ
半音でぶつかっているから
嫌な感じがするけど
1stフルートより
少し大きめに吹いてみましょうか
それから吹いてもらったところ
バランスよく緊張感をもった
とてもいいサウンドになりました
このように
自分が感じて
何かしらの意思を持って演奏している時は
その意思に近づこうと行動します
その場面をどのように演奏するか
具体的なイメージを持つ
そうすると
身体が自然に
そのイメージを表現する手伝いをしてくれます
何かうまくいかない時
自分は今何をどのように考えて吹いたか
振り返ってみましょう
そして
目指す演奏と考えていたことの
相違点を見つけて
それを目指す演奏と同じ考えにしてみましょう
きっと以前より
イメージする演奏に近くなっているでしょう
ぜひお試しください
みなさまの音楽のために
フルート奏者 大熊克実
About Post Author
くまさん
フルート奏者 Flutist
吹奏楽指導者 Band Director
アレクサンダー・テクニーク教師 Alexander Technique Teacher