
みなさま、こんにちは!
今回は、フルートのヴィブラートのかけ方について考えてみました。
このヴィブラートは、演奏する人や指導されている先生よってが説明に差があります。また楽器によっては顎で行う、手や指を使うなど奏法自体が大きく異なりますので、今回は「フルートでおおくまさんが行う場合は」ということでお読みいただければと思います。
ヴィブラートは、自然にキレイにかかる人もいれば、一生懸命かけようとしても上手くいかない人もいます。私は後者でした。
私は中学生の時「ビブラートは上手な先輩がかけるもの」「しっかりした音が出るまでかけない!」と思っていました。でもそんな考えは必要ありません。
まっすぐに伸ばそうとしているのにゆらゆらと揺れてしまうなら、安定した音になるような訓練が必要です。しかし、ビブラートは表現の一部ですから、自然にかかるならそれは生かし、安定した音で吹く訓練をプラスすれば良いのです。今できる良いことは伸ばしてくださいね。
ビブラートはどこでかける?
お腹?
のど?
わたしは両方使うと思っていました。でもどうやら違うみたいなんです。
いろいろ実験して探した結果、主に腹筋群を使っているらしいことがわかりました。
喉も揺れていますが、これは変化のある息が喉を通過する時に波打つだけで、この波は腹筋群によって起こされています。弱奏時は喉を使っていると思っていたのですが、この記事を書くために改めて観察した結果、やはり腹筋群で変化をつけているようです。
まとめ
ヴィブラートは息のスピードや圧力をお腹を使って変化させ、波を作ることで発生する
練習方法
1.腹筋群を使って空気を瞬間的に出す
机の遠い所にあるホコリを吹き飛ばす、そんな息を出してみましょう。繰り返して
「ふっ、ふっ、ふっ、ふっ、ふっ、ふっ、・・・・・」
ゆっくりから始め、できるようになったらだんだん加速してみます。
2.実際に楽器で音を出して 1をやってみます。
これでヴィブラートになるでしょう
よろしければお試しください
みなさまの音楽のために
フルート奏者 大熊克実