基礎練習を考える

投稿日: 作成者: くまさん
0 0
Read Time:19 Second

みなさま、こんにちは!

こんな言葉をよく聞きます

しっかり基礎を固めたいです!


それでは、その

基礎

とは何でしょうか?


スーパー大辞林によると

1. 物事が成立する際に基本となるもの

2. 建築物の重量を支え、安定させるために設ける建物の最下部の構造。地形・礎石・土台など



1を音楽に置き換えてみましょう

音楽が成立する際に基本となるもの

音楽を表現する時に必要なテクニック


つまり

ロングトーン
スケール
タンギング
などを演奏の時に使えるよう準備をするのが基礎練習です

基礎練習と言われると
毎日の必須練習みたいに聞こえますが、
目的は毎日行うことではありません

演奏の時に使えるよう準備
これが目的です

自分のイメージ通り
音楽表現できるなら
基礎練習と呼ばれることは
やらなくてもいい

私の場合は
それらをやってからの方が
思い通りに演奏できるし
次の日も調子が良いので行います

しかし
それは絶対ではなく
今日は調子が良いから少しでいい

そう判断したら
部分的にパスして進みます


練習の目的は
イメージしたように音楽を表現できるようにすること

つまり

・音楽(フレーズ)をイメージできている
・その楽器らしい響きを出せる
・楽器を通してイメージを音に出来る

これができれば良いのです
我々はそのために練習をします

ロングトーンやスケールなどを基礎練習と呼び、それを毎日行うことが上達することだと思うより

練習全体を

曲を表現するために
表現を豊かにするために

それに必要なテクニックを身につける

このように考えてはどうでしょうか。


みなさまの音楽のために

フルート奏者  大熊克実

About Post Author

くまさん

フルート奏者 Flutist 吹奏楽指導者 Band Director アレクサンダー・テクニーク教師 Alexander Technique Teacher
Happy
Happy
0 %
Sad
Sad
0 %
Excited
Excited
0 %
Sleepy
Sleepy
0 %
Angry
Angry
0 %
Surprise
Surprise
0 %

Average Rating

5 Star
0%
4 Star
0%
3 Star
0%
2 Star
0%
1 Star
0%

2 thoughts on “基礎練習を考える

  1. アドルフ・ハーセスの言葉。
    Do not practice. Always perform.

Comments are closed.