
こんにちは!
コンクールやアンコンなどでゴールド金賞を目指すには欠かせない練習がピッチやタテを合わせることですね。
もちろんそれだけではありませんが、執拗にこの練習を訓練する団体も多いことでしょう。
では、学生の皆さんはこの訓練をひたすらやりたいですか?
ぜひ一度真剣に考えてみてください。
よ〜く考えてから先を読んでくださいね
〜1分くらい考えたら〜
真剣に考えていただきありがとうございます!
如何でしたか?
今思った自分の考えはその通りでしょう!
一方で、我々職業音楽家はどのように考えているかというと…
タテは合って当たり前
ピッチは合って当たり前
もしズレたらすぐにゴメンと謝ります。次にチャンスがあるなら修正してバッチリ合わせていきます。
音楽には心地の良いものとあまりそうではないものがあります。
せーの、♪ジャン
という出だしが
ジャ、ジャ、ガ、ヒャ、グシャ…
曲のはじめで楽団がバラバラだったらドタバタ喜劇になってしまいますよね(笑)
同じ音を吹いているとなり同士のフルートとオーボエのピッチがそれなりにズレていたら、高周波でビリビリとなって脳にキーンと不快感を覚えますよね。
つまり
美しいハーモニーのためにピッチ合わせの訓練をする
心地よい音楽のためにタテを合わせる訓練をする
そういうことなのです。
訓練方法にも気をつけたいです
2セント上げろ!
13.7セント下げろ!
などと指示をするよりも、実際に鳴っている音に対して聴くことを促し、生徒さんが相対的に何処にいるかを判断できるように、そして自分で修正できるようにするのが訓練です。
生徒さんは、はじめはわからないので時間がかかりますが、やがて自分で判断して合わせることができるようになります。
これは専門ではない部活の顧問の先生には難しいことですから、このような場面に遭遇したらぜひ我々専門家にご相談ください。
ピッチやタテを合わせるために訓練するのではなく、美しいハーモニーや心地よい音楽を奏でるために訓練をする。
目的をクリアにして練習してくださいね
みなさまの音楽のために
フルート奏者 大熊克実
→メルマガをもらう
→レッスンについて見てみる
ツイッター
Tweets by okumakatsumi