こんにちは!
クラシック界のスーパーブラザーズ、アンドレアス・オッテンザマー(ベルリン・フィル首席)とダニエル・オッテンザマー(ウィーン・フィル首席)のコンサートへ行ってきました!
こんな兄弟が居るんですね(笑)
音楽家にはファミリーで音楽家ということはよくあります。世界最高峰のオーケストラでそれぞれ首席とはおそれいりますが、育った環境や持って生まれた才能を考えれば「成る可くして成った」とも言えます。
音楽家であれば「合わせる」という意識は無意識レベルまで達していますが、兄弟ということで「より合う」現象があるのかもしれません。
ただ、これは仲が悪かったらここまでは成立しないので「悪くはない」のでしょう。
アンサンブルとして感心したのは、デュオの時には音色から音楽に至るまで瓜二つの演奏をします。よ〜く見ないとどちらが吹いているかわからないのです(笑)
でも、それぞれのソロ曲では明らかに違う人。
アンサンブルとソロを吹き分けているんですね。
これはオーケストラで培われたスキルかもしれませんが、今この時の音楽はどうなのか、自分がどうするのかを反射的に判断して演奏をする、とても高度な匠の技ということです。
プログラム最後のティコ・ティコでは、冒頭に「熊ん蜂」を吹いたらティコ・ティコにスライドして良かったと思ったら「はげ山の一夜」になって「田園」「こうもり」「動物の謝肉祭」など名曲のリレー。田園と動物の謝肉祭では「カッコウ」が鳴くのですが、舞台上を歩き回り色々な所からカッコウを吹くパフォーマンス。
会場も巻き込んで演奏者も楽しみながらのステージには笑ってしまうほど感激しました。
世界最高峰のオケマンがこんなパフォーマンスをしたら感激するしかありません。素晴らしい夕べでした。
弟くんは終演後のCDサイン会にサントリーモルツの500ml缶を開けて登場したそうですが、ご愛嬌ですね。
素晴らしいコンサートでした!
あっ、ドップラーもそうだった。白尾ブラザーズもそうだった。徳永ブラザーズもそうだった(もっとたくさんいる)。
音楽界は深い…
みなさまの音楽のために
フルート奏者 大熊克実
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