誰でもできる初めてフルートを持った人への教え方 part6

こんにちは!

このシリーズの最終回構え方について

フルートは吹く時に自分の顔よりも右側に両手がきます(余談ですが反対のフルートも存在するんですよ)。

そして初心者のみなさんは「フルートは何でこんなに手を遠くに持っていくんだ」と思っている方も多いことでしょう。

さて、part2.5では呼吸について述べました。「構え」自体や「構え方」は呼吸運動にとても影響が大きいです。腕で余分な力・過剰な力を使っていると、その筋肉の働きによって肋骨の動きが制限されてしまい、自由な呼吸を妨げてしまいますので、気をつけたいところです。

良い構え? 良い姿勢?
「構え方」「構え」など教則本にお手本が載っていることもあります。これは流れの中のほんの一瞬。ある意味1つの例です。この形にしようとするにはすべての動きを止めて、呼吸すら止めて写真のようにストップ=固まるしかありません。写真は止まっていますから…写真はある瞬間の一例なので、その前後も想像して全体的な流れで見てくださいね。

構える時に考える事
楽器を持つ時にはなるべく軸の近くで動くよう楽器の道順を考えて構えてみましょう。軸の近くでアクションすることで、力学的に少ない力で楽器を持ち上げることができます。つまり使う筋肉の仕事を軽減できるので、いろいろな動きに対して柔軟に全身が対応できて、より望むパフォーマンスができるようになるのです。

構え方
1.楽器を見ます

2.いろいろな関節の動きを許して協力してもらい、息を吐きながら手を楽器の方へ伸ばします
特に股関節・膝関節・足首も意識に含め、身体ごと楽器に近寄りましょう。

3.息を吐きながら楽器に向かって手を伸ばして持ちます
楽器の重さは一般的なもので400グラム。500ミリのペットボトルより軽いのです。持ち上げるのにはほとんど力は要りません。

4.楽器を自分の方へ運んできながら息が肺に入ってくることを許します
この時に自分から楽器へ向かって行くと軸のサポートを受けにくくなり色々な所に不要な力が入ってきます。楽器を自分の方に持ってきてくださいね。

5.アタマを少し(30°程度)左に回転させながらリッププレートを唇に触れさせます
この触れさせる直前にアタマで楽器へ向かって行くことが多いので「アタマを左に回転させながら楽器を唇に持ってきて」くださいね。

6.頭部管を吹く練習の時と同じように歌口の中心と唇の中心を合わせて位置を確認します

7.下唇はリッププレートに触れたまま、上唇だけリッププレートから離していきます

8.今まで練習して身につけた、音の出る角度に向きを変えたら歌口のエッジに向けて吹いてみます。

さあこうして吹いてみると普段よりラク〜に吹けて、ブレス時もラク〜に息が入ってくると思います。

まとめ
身体の軸に乗って関節の可動性が大きい状態で楽器を吹くと、自分の身体が自然に演奏をサポートしてくれて自分が望む演奏に導いてくれるのです。

そしてこれら一連の動作を「アタマが動いて、カラダ全体がついてきて手を伸ばして、楽器を持ってきて、口につけて、楽器を吹く」と考えて吹くとより一層サポートが増え、楽器が響きあなたらしい演奏ができる事でしょう。

ぜひお試しください

みなさまの音楽のために

フルート奏者 大熊克実

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