みなさま、こんにちは!
学校では新学年が始まり新入生を迎える時期ですね。
そこで先輩たちには、新しく楽器を始める人に身体の事実に基づいた事を教えてあげてもらいたいな、と思っています。
今まで皆さんが習って覚えている事に、こんな事はありませんか?
×肩を上げない×
×腹に息を入れる×
×胸を張っていい姿勢に×
先にバッテンを付けてしまいましたが、これらは身体の事実と異なっていたり、自然体を妨げて演奏を不自由にすることがあるので注意が必要です。
息を吸えば、上体は肋骨を中心に上方向にも動きますので肩は上がります。
息は肺に入ります
お腹には入りません!
横隔膜が下がるので、内臓が下へ移動してお腹が膨らむのです。
いい姿勢とされている胸を張る行動は、そのために使われた背中面の筋肉が肋骨などの動きを不自由にして呼吸も不自由になります
我々日本人が連想する「いい姿勢」は少々反り気味の胸を張った状態です。反る時には筋力を使いますから自然体ではなく、不必要な力が入った状態という事になります。マーチングでは特に注意が必要になります。「いい姿勢」のイメージは新しくしたいものです。
「腰を入れる」的なことも言われます。私には具体的にどうしたらいいのかわかりません…
力を過剰に入れて腰を反ってしまったらどうなるか…想像に易きことです
それではここで
いつも役に立つ行動の準備方法をご紹介します!
脊柱(背骨)の一番上でアタマが動けることをイメージする。
イメージすると身体全体が協力して、自然に一つひとつの動きをサポートしてくれるようになります。動きやすい自然体になります。どうぞお試しください。
楽しい楽器演奏になりますように
みなさまの音楽のために
フルート奏者 大熊克実
ウェブサイト http://www.okumakatsumi.com
ツイッター https://twitter.com/okumakatsumi
お問い合わせ
メール art-music@okumakatsumi.com