良い姿勢で演奏するのが目的?

こんにちは!

「吹いているとだんだん姿勢が悪くなるんですけれど…」

と言う生徒さんがいました。

話を聞いていくと、背筋をまっすぐ伸ばして吹くように気をつけているが、だんだん曲がってきてしまうとのこと。

話している間も随分と気にしているようで、何度も背中を反らせてまっすぐになろうとしていました。

背骨はカーブしている
脊椎(せきつい・背骨とその間にある椎間板)は緩やかにS字カーブをしています。その度合いには個人差がありますが、定規で書いたように直線ということはありません。

 

筋肉や皮膚に覆われていますので、この緩やかな脊椎のカーブは外から見えません。

文明の発達で直線やシンメトリックが美しいと感じるようになってから、体も地面に対して直角に見える形が正しいと思われがちですが、微妙に違って、重力に対して垂直方向に繊細に身体全体でバランスを取りながら立っているのです。

 

さて、生徒さんに演奏してもらうと、ずいぶんと頑張って胸を反らせて良い姿勢を作りながら吹いていました。

そこで、脊椎はカーブしていることをアプリで見てもらって納得してもらってから、手でサポートしながら「頭と脊椎が動けて身体全体がついて来ながら自分の吹きたい音楽を演奏する!」ことをやってもらいました。

 

あまり力を使っていないのに楽器が鳴って吹きやすかったです!
ブレスが楽でした!

 

今まで直立姿勢を作るための力を使うのをやめて、演奏のためにより多くの力を使えたので、結果トータルではいつもより少ない力だったのに音が響いたのですね。

頑張ってブレーキを踏みながら頑張ってアクセルを踏んで車に負担をかけながら走っていたのを、アクセルだけを踏んでみたらグーンと加速したわけです。

私たちの目的は自分のやりたい音楽を表すこと!

姿勢を作るのがその役に立つなら必要ですが、邪魔になるなら不要ですね。

 

みなさまの音楽のために

フルート奏者
アレクサンダー・テクニーク教師
大熊克実

くまさん

フルート奏者 Flutist 吹奏楽指導者 Band Director アレクサンダー・テクニーク教師 Alexander Technique Teacher

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