なぜアレクサンダー・テクニークは演奏に活用できるのか vol.1

こんにちは!

アレクサンダーさんは100年ほど前の人物、私とちょうど100歳違いになります(笑)。職業はシェイクスピア劇の俳優。当時としては「朗唱家」という呼び方になります。

俳優として成功していたようですが、舞台で演じていてヒステリックなブレスの音がすると指摘された事をきっかけに声が出なくなっていきます。

これは現代の我々にも良くあることです。

例えばトランペット奏者に音が外れた事を指摘してしまったら、そこからどんどん調子を崩して音が出せなくなる…

一般的にはメンタル面の話なのですが、アレクサンダーさんは医者にかかっても改善できず、ついに自分で真相究明を始めます。

毎日毎日…

鏡に向き合い、声を出す時に自分は何をしているのか、鏡と向き合う事9年。

ついに自分がやっている事の発見と、それの対処方法を作り出したのでした。

これがアレクサンダー・テクニーク。

当時も今もフィジカル・メンタルでそれぞれ色々な研究が進んでいますが、アレクサンダーさんは、「身体と心は一体で切り離すことができない。思ったことは身体に表れるし、身体で起こったことが心に影響したり反射で表れる。」という結論に至り、自分をコントロールしていくワークを教え始めました。

これがアレクサンダー・テクニークです。

このワークを教えるための教師養成スクール第1期生に私が学んでいるBodyChanceのスタイルの原型になっているマージョリー・バーストゥがいます。

彼女はとてもすごいアレクサンダーの先生で、世界各国からワークを受けに人が集まり、教えを広めました。

その教えは、個人の使い方をマンツーマンで訓練していく伝統的なワークではなく、生徒さんの求める内容(演奏・演技・職人技・日常動作)のパフォーマンスをグループレッスンでクリアにしていくワークでした。

そのため、このワークを教えるにはそれまでと異なるテクニックが必要なのでした。

続きはvol.2へ

みなさまの音楽のために

フルート奏者

アレクサンダー・テクニーク教師 

大熊克実  

http://www.okumakatsumi.com