こんにちは!
吹奏楽では、なかなかメロディらしき形が見えないチューバやコントラバスですが、私は低音楽器がとても好きです。
音楽を支える大切な役目、ハーモニーやメロディ、リズムなどほとんど全てのものがベースの上に乗っかっています。
このベースが表情豊かに響いてくれていると安心感が生まれ、幸せな気持ちになれます。
先日ベートーヴェンを聴いていたときのこと。
いつも感心と感動が同時にやってくるのですが、コントラバスが本当に自在にいい味出しているのです。
「語っている」
今回心動かされたのは交響曲第8番へ長調作品93
コントラバスが小気味良いフレーズを随所で弾いています。ヴァイオリンとの掛け合いになったり実に心地よい語り合いです。
第2楽章冒頭
ベートーヴェンにはメロディがスタートする所というイメージもあったと思います。第九の第4楽章でも喜びの歌はコントラバス(andチェロ)のpからスタートしますよね。
ベートーヴェンのイメージは、難しそうな顔をして髪の毛ボサボサの肖像画!
あの肖像画からは想像もつかない美しいメロディをたくさん生み出したというのはなかなかのミステリーだと思います(笑)
そして気難しいことでも知られるベートーヴェンですが、第九の喜びの歌が始まる前のレチタティーヴォは力強く語りかけているように聴こえてきます。
ベートーヴェンを聴いて改めて発見できた素晴らしいこと
低音楽器は本当に魅力的です
チューバのみなさんもぜひベートーヴェンのコントラバスandチェロパートを聴いてみてください。
みなさまの音楽のために
フルート奏者
アレクサンダー・テクニーク教師
大熊克実
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