アレクサンダー7つの原理(応用編)

こんにちは!

「怖い」と思うと「怖いという思い」が次々襲ってくる体験をしました。

長野善光寺をお参りした時のこと。

ご存知の方も多いと思いますが、本堂の下に「真っ暗闇」の通り道があります。Facebookで投稿してすぐにコメントで教えてもらったのですが「ご戒壇めぐり」というそうです。

本堂で内覧チケットを買い、靴を脱いでお参りしてから順路に従い歩いて行くと下へ降りる階段があったので普通に進んでいくと、すぐに真っ暗闇になりました。

本当に真っ暗です…

不幸にして、私の前に進む人は居なく先頭で歩くことに…

しかも1人で来たので頼りにできる人もいない…

前に人が居れば気配や音などでガイドになりますがそれはできない…

すぐ後からは私よりは年上のご夫婦が続いて来ます。

私は先頭なので全くの手探り

前はあるのか?
落ちないか?
ぶつからないか?

不安が次々と私に襲いかかってきます…

私は怖くて進めないので、後ろの方が度々私を触ってしまいます。

「あら、ごめんなさい。」

後ろからこう言われるとなぜか少し安心。

私は「ごめんなさい、遅くて。」と言って進んでいきます。

そういえばさっき、どこかの団体でツアーコンダクターさんが「40m地下を歩きます。真っ暗ですから右の腰骨のあたりで壁を触りながら歩いてください。」と大声で言っていたのを思い出しました。

よし、右手のひらを壁につけてそれに近づきながら歩くぞ!

これでだいぶ歩きやすくはなりましたが、相変わらず恐怖は襲ってきます。

次に不安を取るために、不安に思っていることに対するプランを考えました。

見えないので下に落ちる事への恐怖があったため「すり足をしながら床がある事を確かめながら進む」プランも同時に採用。

だいぶ進む速度は上がったと思います(たぶん)。

ここまでで2つの安心材料を得ました

1.すり足をする事で落ちる前に止まれる!

2.右手で壁を触っているので右側も大丈夫!

次に前にぶつかることの不安に対処しました。

「左手を前に出し確認しながら進む」プラン

これでぶつかる心配は無くなりました。

もし私の進む姿を見えていた人が居たなら相当滑稽だったと思います(笑)。暗闇で良かった!?

さてこれで怖さはだいぶ減って、ある程度確信を持って進めるようになりましたが、冷静になって気付いたのは私の後ろの渋滞…

後ろの人が私を触る事は減ったのですが、後ろに結構大人数の気配が。さっきまではそんなに無かったのに…

気付かなかっただけかもしれません。それはわかりませんが、渋滞の原因は間違いなく「わたし」。

でも、ここまでいろいろとプランを考え行動をしてきたので「申し訳ない」「速く進まなきゃ」という考えは一瞬頭をよぎりましたがすぐに消えました。

自分は自分のペースでプランを実行し最善を尽くしているからOK!

しばらくすると目の前に手すりが見えてきました。地上への階段近くまで辿り着いたのです。

振り返ると何度も「遅くてごめんなさい」と口では言いましたが、本心はそんなに悪いとは思っていなかったように思います(笑)。

今回明らかになったのは「怖い」と思っても怖さは減らないので、怖いと思う原因を考え、それに具体的思考や行動で対処する事。

それによって自分のやる事が明確になっていき不安や恐怖は減っていきます。

演奏の時と全く同じですね。

ちなみにアレクサンダーの発見で大切な「頭と脊椎が動けて身体全体がついて来て〜する」とは改めて一度も言っていませんでした(笑)が、行動プランを立てる毎に身体の束縛が解けていく体験をしました。

今回はアレクサンダーを使うために何かを考える時に「プラン」とセットで「プライマリーコントロール」も連想したように思います。

とても貴重な体験でした。

もう少し整理できたら演奏に置き換えてご紹介します。

みなさまの音楽のために

フルート奏者 大熊克実

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