嵐にしやがれを見ていました。
櫻井翔のお忍び旅行、
その日は桐谷美玲さんがゲストでした。
このコーナーは櫻井くん(とゲスト)が変装をして、
一般の人に見つからずに目的地まで行けるかどうか!
という企画。
ご存知の方も多いと思いますが結構おもしろい!
芸能人はテレビで見るときれいですよね。
でも直に見ると、もっときれいで目立ちます。
櫻井くんと美玲さん、
カッコいい・美しいの組み合わせですから目立たないわけがない。
お二人は帽子をかぶりメガネをかけた変装をしました。
それでも目立ってしまう感じ、
さすがですね。
そして2人はどうしたか?
アゴ出し作戦!
帽子+メガネ+アゴ出し
これは上手く化けました。
わからなかったです!
その時の出来事
「アゴを出し」
皆さんもやってみましょう!
下の歯全体、アゴを前に突き出します。
「アイ〜ン」みたいな感じで。
どうでしょうか?
頭全体も一緒に前に移動して
首が斜め前に傾きませんか?
櫻井くんと美玲さんもそうなっていました。
街で見かけるお年寄りの様子、
役者さんがお年寄りの演技をするとそうしますね。
理科の教科書、人間の進化の図で、
腕を前に垂らした猿から人間になるまでの絵を覚えていますか?
人間の手前の類人猿の絵、
まさにみなさんが今やった形です。
現代の人間がその形をすると、
頭のバランスが取りにくい状態に。
人間の頭は24個の脊椎(せきつい)の上に乗っています。
上から
頭(頭蓋骨)
↓
頚椎(けいつい7コ)
↓
胸椎(12コ)
↓
腰椎(5コ)
その下に仙骨と尾骨もあります。
アゴ出し「アイ〜ン」の形は
約5kgもある、重い頭が前に移動したことで、
その頭を支えるために首を中心にたくさんの筋肉が働きます。
筋肉が働くということは「収縮」縮まります。
つまり首が固まった訳です。
人間の身体は首が固まると全身も動きが悪くなります。
では反対を考えてみましょう。
首がフリーで頭が自由に動ける状態にあると、
身体全体も自由に動ける状態になります。
アレクサンダー・テクニークでは
この頭と脊椎の関係を、
人間が自分で調整できる能力
「プライマリーコントロール」といって
とても重要に扱っています。
(詳しくはまたの機会に取り上げます)
これを使うと「演奏する」「歌う」「歩く」「走る」などなど
パフォーマンスアップが期待できます。
プライマリー・コントロール
言葉だけでの説明と体験はとてもむずかしいですが表してみます
頭の場所確認と自由さをアップさせる方法
①耳より上、脳が入っている部分全体の頭蓋骨を軽く触って「ここが頭ですよ」とイメージしてみましょう。
②脊椎の一番上(左右の耳たぶの裏に指を当て、その線で結ばれた線の真ん中あたり)
に頭蓋骨が乗っかっている、とイメージしてみましょう。
③首と肩をラクにしてあげましょう
④「〜するために頭と身体全体が自由に動けるように」
とイメージしましょう。
(〜には、吹く、歌うなどのやりたい事を入れます)
頭が脊柱の上でバランスが取れている状態になると
多くの人が体を軽く感じます。
それから行動するだけでも今までと違いがあると思います。
全然変わらないという方は、
次回にこの題材を取り上げる時にまたチャレンジしてみましょう。
早く知りたい方は、お問い合わせからご連絡ください。
詳しくご説明いたします。
みなさま、どうぞお試しください。
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あなたの豊かな音楽生活のために
フルート奏者 大熊克実