姿勢を正して!?

投稿日: 作成者: くまさん
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こんにちは!

みなさん肩甲骨(けんこうこつ)がどこにあるか知っていますか?
触って場所と大きさを確認してみましょう!

ちょっと触りにくいですね。

触れなかった?
手が届かなかったら鏡の前で見て「ここだな」と確認するだけでもいいです。
(場所がわからない人はWikipediaなどをご覧ください)

思ったより外側にありませんでしたか?
ニュートラルな位置はけっこう外側なんです。

おめでとうございます
みなさんボディーマッピングがひとつできました!

胸を張って!
姿勢を正して!

この写真を見ているほとんどの人が、普通な「気をつけ!」の姿勢だと思っているでしょう。
でもこれは頑張っている姿勢なのです!
本人的にはかなり肩甲骨を寄せようと努力しています。
服のラインが肩甲骨のラインを表していますよね。

多くの人が持っている「胸を張る姿の理想型」イメージは、写真に近い左右の肩甲骨をギュッと中央に寄せてシャキッと胸を突き出した状態なのではないでしょうか。

この形、やっているとエスカレートしませんか?

いたずらして、見つかって先生に叱られている時の姿勢がコレです…

みなさんでやってみましょう!
1 胸を張って肩甲骨をぎゅ〜と中央に寄せたまま、思い切り息を吸う、吐く。
2 脱力してダランとしたまま、思い切り息を吸う、吐く。

どうでしたか?

私の感想は
1 吸いにくい、たくさん吸えない感じ、吐きにくい。
2 ラクに吸えて、自然に吐ける。

良い姿勢と思ってやってきた1の形
合奏で「姿勢を正して」と言われて作ってきた1の形
ステージに上がった時に「かっこう良く胸を張る」という、超1の形・・・

実は全て自然な姿勢には不要な筋肉を使っていたんですね。

肩甲骨を「寄せる」ために筋肉が頑張っています。
もう頑張ってるので呼吸をする時、動きにくい。
上半身の動きを制限してしまい、自由な音楽が遠くへ行ってしまいます。

あなたの演奏をするために、新しい姿勢の理想型イメージを作りませんか?

身体の自然なカーブを許してあげましょう。
我々の身体はほとんどが何らかのカーブを描いています。

そこから直線を作ろうとするのは無理があるように思います。

自分の演奏のために「新しい自然な姿勢イメージ」を作り直しましょう!


みなさまの音楽のために

フルート奏者 大熊克実

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くまさん

フルート奏者 Flutist 吹奏楽指導者 Band Director アレクサンダー・テクニーク教師 Alexander Technique Teacher
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