ウィーン・フィルと楽友協会

みなさま、こんにちは!

ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートご覧になりましたか?

黄金ホールと呼ばれているウィーン楽友協会大ホールでの演奏会は新年を迎えた感を盛り上げてくれますよね。

ウィーン・フィルの始まりは1842年。ウィーン国立歌劇場管弦楽団のメンバーがコンサートをする時に「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」として活動しています。長い歴史があるんですね。

長い間世界のトップとして君臨し続けるために、このオーケストラには幾つもの素晴らしい伝統が継承されています。

今日はその中から
黄金ホールの床などに使う
木材のお話をしたいと思います

舞台面の床はです
木材を使っています

木ですから
磨り減ったり
キズが付いたり
経年劣化もします

当然張り替える訳ですが
そこで使う、木の扱いがすごい!

楽友協会のホール内で使うために
加工されたのですが
何と使うまでに
最低10年間
ホールで寝かせるそうです

木は加工しても生きているので
その間に息をして
楽器の音を響かせて
だんだんとホールに馴染んでいくんですね

そしていよいよ10年経つと
ホールの木材として
演奏者や聴衆と一緒に
音楽を奏でてくれる
ようになるのです

感動ストーリーですね

 

日本でも
ホールの床を張り替える事はありますが
替えて始めのうちは
今ひとつだなぁ
と思う事もあります

そんなホールも
1年、2年と経つうちに
だんだん鳴ってくる
そんな感覚を覚えた方も多いのではないでしょうか

 

楽友協会がここまでこだわるのは

最高の音楽空間を提供したい

からでしょう

それにこだわるなら
10年くらい寝かせて当たり前

楽友協会スタッフの声が聞こえてきそうですね

 

私にはチャキチャキの江戸っ子の声で聞こえきました

お客様に喜んでもらうんだから
10年くれぇ寝かせんのあったりめぇよぉ
何言ってんだ、このすっとこどっこい!

ウィーンも江戸も
職人気質ですね

 

みなさまの音楽のために

フルート奏者 大熊克実

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メール art-music@okumakatsumi.com